★なんくるナインジャー★

気まぐれ冒険ナイン。  カルペ・ディエム  Carpe diem

August 2015



前回は、世にも珍しい分裂した眉毛について書きました。

で、今日はそんな思い出に引きづられて思い出された事件について書きます。


テーマはズバリ・・・!!!

まつげ。です。

若干、「眉毛」よりも、乙女チックですよね。「まつげ」っていう響きが。

眉毛よりも、軽く、爽やかにいきます~☆


最近、プリクラもそうですが、とにかく目が大きければいいという風潮がありますよね。

つけまつげ とか、まつげを植えるとか、人工まつげとか・・・。

あと、黒目を大きく見せるための度なし、カラーコンタクト。

あれってかなり目に悪いらしく、色々とトラブルが続出しているらしいですね。

この前、よく行く日帰り温泉の床に、毛の束(多分、付けまつげ)が落ちていた時には、ぎょっとしました。笑

先日見ていたフリーペーパーの広告には、

「男性もまつげを増やす時代です。セールスマン、人と接する人におすすめ」とかって書いてありました。

男性がつけまつげとか、非常に気持ち悪い気がするんですけどね~どうなんでしょうか・・・。


でも、わたしくし、流行の最先端をいく女 七色は、

この 植え るまつげ も、 もちろん、経験済みなんです!!!

かっこいい今風の言い方で言えば、まつげエクステというのでしょうか。


では、今日は、眉毛事件の思い出と共に芋づるで思い出された思い出をここに記しておきます。

深刻さ 89


それは、自分の結婚式の二週間前のことでした。

私は結婚式前に、ブライダルエステは、今しかできないから!!


と、あちこちのエステやマッサージに行って、ブライダルエステをお試しで体験していました。


あ~エステって最高だな~♪なんて思いながら。

で、たまたま、お試しで行ったエステのお店で、

一生の一度の結婚式には、皆さん、まつげを増やしていますよ~。お客さん、エクステしたら、すごく似合いそう~。と何気なく言われたんです。


ん?まつげを増やす?


ホットペッパーなどにも、まつげの増毛について色々と書いてあったので、情報としては前から知っていたのですが、全く興味なく、スルーしていました。
眉毛の前科もありましたし。

でも、何故か、その時、その店員さんの一言で、私の好奇心に火を付けられてしまったんですよね。

え?まつげエクステって簡単にできるんですか?

まさに、かなりの痛手となった消えない眉毛の失敗のことも完全に忘れて、私がまつげの増毛にくいついた瞬間でした。笑



ええ、今、ちょうどキャンペーン中で、60本増量中ですからお得ですよ。今からでもできますよ。

そして・・・

じゃあお願いします!!と即決。

人生初のまつげエクステなるものにチャレンジしたんです。


この施術自体は、眉毛書きのように痛みなどは全くなく、素敵なエステルームで、気分よく、リラックスして施術を終えました。

で、まつげを付けてもらって、目を開くと、店員さんが、

「うわ~♥ おめめぱっちりで、叶姉妹の目元にそっくりです~♥ビーバーちゃんにも似てる♥」と大興奮。

叶姉妹にビーバー・・・?!大丈夫なのか?

若干の店員の不安発言。

で、目元を確認するための手鏡を渡されたのですが・・・

・・・またそこでもよく鏡で確認しないまま、


はい、ありがとうございます。といって、そそくさとエステルームを後にしたんです。

考えてみると、私は美容院なんかでも、切ってもらった髪型を 美容院ではしっかり確認しませんね。
この前も、家の鏡で初めて、前髪の短さにびっくりしましたし・・・

鏡が苦手だからでしょうかね~。照れくさいからでしょうか・・・。
料理の途中で味見をしないという理由と同じでしょうか。

って、
まあ、それはいいとして。



そして・・・いつもの如く、家に帰ってきて鏡をみてびっくり!!!!!!




ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!





目玉おやじ~~~~!!!!






しかも、もう結婚式まで2週間ですよ。

新婦が目玉おやじではさすがにまずいでしょう。


私としても一生悔いが残りますよ。





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あっ!てか、目玉おやじは、まつげないのね・・・


って


ちが~~~~う!!!!!!


眉毛の次は、目玉が一人歩きしだしていたんですね。

ギョロ目。

しかも、全然驚いていないのに、

極めて真面目な、真顔の状態なのに、

というか、極めて深刻な状況なのに、

鏡を覗くと、

常に驚愕の表情なんです。

(°д°)

エブリデイ びっくり。

毎日が感動と驚きの連続。

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ってこれも

ちが~~う!!!!

そして、今、神が降りてきまして、あの時の私の顔に一番似ているだろう画像、発見しました。


ただ、心臓の弱い方、びっくり系が苦手な方は見ないほうがいいですよ。


それではいきます。


エクステ七色。



エブリデイ びっくり七色。


ご登場です!!!!!!!!



じゃん!!!!
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(しかも、この画像のセリフがまた、泣かせる。)





え?この画像もまつげがないじゃないかって?


しょうがないな~ ε=(・д・`*)ハァ…
   これでいいですか?   (誰様?!笑)
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(お絵かきソフトで書き足しました。眉毛もちゃんと分裂させるほどのこだわり。笑)


いや~それにしても 鏡を見て心底、焦りましたね~。

だって、結婚式まではあと2週間ですから!!

結婚式で新婦っていったら、ほぼ、主役ですからね~!!


その主役が、終始驚いているなんて絶対に避けたい。

しかも、今回は、いくら待っても眉毛のように薄くなったりはしないですからね。


いつまでも、ある程度の期間は、つき続けるわけですよ。



そこで、私は、またこの現状を打開する方法を全力で考えました。

で、考えた案が、

付けたまつげを、とってしまえばいいじゃん!!ということでした。

つけたんだから、取れるでしょ。と。

いやはや、今回ばかりは簡単に解決しそうだ~。


で、目をゴシゴシ洗顔してみました。
ゴシゴシ。

鏡を確認。

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まだ、ダメ。

ゴシゴシ。
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まだダメ。

かなり強く洗ったのですが、強力なボンドのようなものでつけたのでしょうね。


なかなか取れない。というか、全然取れませんでした。

今だけまつげ60本増量サービスが もはや、にくい。

そして、結局、全然まつげがとれないまま、

このまま、洗いつづけていたら、デリケートな目元が、危ない!!

ということで、びっくりしたまま、断念。

心の中では泣いていたんですけどね。



で、次なる、作戦を考えました。

そして、次に考えたのは、もう、いくら洗っても取れないんだから

こうなったら仕方がない。ハサミで切ろうと。

でも、いざハサミで切ろうという時にこれまた、大問題が発生しました。


どれが自分の本来のまつげで つけまつげがどれなのか全然わかんないんです。


でも、とにかく、この時の私は、まつげを付ける前の自分に戻りたい。

というか、せめて、びっくりさんだけは脱出したいという思いで必死でしたので、

え~い!!と もうよくわからないですけど、バシバシ切ってしまいました。



切り終わってみると、長さが不揃いで、なんだか、いつもの自分のまつげよりも短くなってしまった感がありましたが・・・。

それでも、とりあえず、びっくり顔から抜け出せたので、ホッと一息。


びっくり顔はなんとか脱出できても、なんとなくまだ、自分の顔に違和感を感じていたので、

その後も、まつげエクステが取れるようにと願いながら、洗顔の際にはゴシゴシ強く洗っていたんです。

そして、そのかいあってか、結婚式の3日くらい前に、なんと、片方のエクステだけが、束で ごそっと取れたんです。

やった~!!ついにとれた~!!と喜んだのも束の間。


鏡をみれば、片方だけ取れてしまったので、左右のまつげのバランスが、ものすごくアンバランスに・・・。


ヽ(。_゜)ノ

でも、これはマスカラさんと、プロのメイクさんにどうにか こうにか、頑張ってもらおう ということで、

軽くスルーしながら、結婚式を迎えました。


そして、当日。

自分なりには、プロの方にメイクをしてもらって、まつげも 眉毛もうまくごまかせて全く問題ない!!

と最高の笑顔で楽しく結婚式を満喫していたのですが、二次会で、大学の仲の良い友達が、

「ねえ、七色! 左右のまつげの長さがなんだか不揃いだけど?」と。

(」゜ロ゜)」ナント !!


やっぱり、わかる人には、わかるんだ~!!

さすが、女子!!

見るとこ違う~!!

女子力はんぱね~。


この時の発言は いつものエアーズロック野郎たちではなかったですし、笑

彼女の観察力に心から関心しましたね。

だって、自分としては、全然大丈夫だとおもっていましたから。

プロのメイクさんでも、隠し通せなかったんですね。


この時、私は、思いました。

やはり、好奇心で、新手のものに手を出してはダメだと。

今回も眉毛のときと同様に、経験値でいえば、アップしましたが、

それをしたことで、綺麗になったり可愛くなったりしたか・・・と聞かれれば、


全力で

 NO~
と言えます。

まつげをハサミでカットするっていう経験も考えてみれば、非常に珍しい体験ではあるんですけどね、
別に、それをあえて、体験する必要もないっていうか・・・。

考えてみると、私は、まつげだけでなく、色々なエステ関係のことにも手を出したことがあることに気がつきました。

あ~~~~!!!また、色々思い出してきた~~~涙


また、そのうちに書きます。





そして、こんなニュースもありました。(だいぶ前のニュースのような気がしますけど)



時事通信
 6月4日(木)

国民生活センターは4日、まつげを長く濃くする女性に人気のメーキャップ技術「まつげエクステンション(エクステ)」で目が痛くなったなどの相談が2010年度以降、年間100件以上寄せられているとして、消費者に注意を呼び掛けた。美容関係の業界団体に対し、使用する接着剤に安全性が高い製品を開発するよう要望する。
 まつげエクステは接着剤で人工毛をまつげなどに接着する技術で、「液が目に染みた」「アレルギー性結膜炎になった」などの相談が12年度の147件をピークに過去5年で毎年100件以上あり、14年度も124件が寄せられた。
 こうした被害は使用する接着剤に一因があるとみられ、同センターが美容サロンなどで多く使用されている接着剤15銘柄をテストした結果、アレルギー性皮膚反応が出たり、目への刺激性があったりする成分が確認された。施術に使う接着剤の安全性や表示基準に国内では法規制はないが、成分表示が全く無い商品や、製造国が不明な商品もあったという。 


そして、なぜここに バックトゥー・・・の映像を貼ったのか・・・(だいぶ前に書きかけていたので・・・自分でも謎)

そういえば、この前、ユニバーサルスタジオに行ってきたのですが、
BTFのグッズを楽しみにして行ったのに、新種のバナナマンみたいなキャラクターに、お店を乗っ取られていました・・・涙


追記

先ほど コメントを読んでいて、

私がエステの人から似ていると言われたのは、

果たして ビーバー?、バービー?どっちなんだろうと疑問に思い、画像検索してみたんですね。

私としては ビーバーもバービーも、全く区別つかない感じで、全然イメージが浮かばない感じたったので。
なんとなく、リカちゃん人形の外人版だろうことは予想していたんですけどね。


で、「ビーバー」と調べてみて大変驚きました。






はい驚きの映像がこちら☆




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もはや、人間じゃないやん。
まつ毛というか・・・全身が毛だらけ。

私がエステの人からビーバーと言われたのか、バービーと言われたのか、もはや記憶がさだかではありませんが、

もしも・・・そう、も・し・も・・・ですよ。

もしも、エステの人が、本気で、

上の生きものイメージしてね、

「ビーバーにそっくりです」って言うてたらね、

これはもう、由々しき事態ですよ!!!!!


もはや裁判沙汰レベル。

むしろエステでは、どっちかっていうと、脱ビーバーでしょ。

エステ受けて、ビーバーなるって

どういうことよ???!!!!

ケチョンケチョンじゃないですか!!笑


これね~、私がビーバーという生きものをよく知らなかったから一命を取り留めたものの、

もし、すぐに「ビーバー」と言われて、この生きものをイメージできてたらですね、

一生の心に傷になるくらいでしたよ。危なかったな~。

言葉は刃物ですからね。笑


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結構な凶暴さもありそうな雰囲気のビーバー。
ただ、全身けだらけなのに、まつ毛はない感じ。



で、気を取り直して 「バービー」と調べてみました。




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確かに叶姉妹に似てますね・・・・。

というか、これはこれで、目元、やっぱりおかしいでしょう。

確かに人間に近づいてはいますけどね。

この目元に眉毛をプラス2本追加で 当時の私の出来上がり。

ということで、調べて見た結果わかったことは、

「バービー」でも「ビーバー」でも
私にとっては、やはり褒め言葉ではなかった・・・ということでした。


今日は、先週の眉毛の話題に引き続き、思い出された、とんでもない思い出のことを少し。

ちなみに、

過去の思い出としては


思い出されたあの日の思い出

思い出されたあの日の思い出 2 があります。 笑

いや、もう笑うしかない思い出たちです。笑




では今日は、シリーズパート3でお送りします。


名づけて

「分裂する眉毛」


深刻さ 89レベル 

ではスタート。

そう、あれは、私が東京で教師をしている時でした。

私は当時から、毎日の化粧にかける時間は、3分以内なんですけど、
(本気を出せば、1分でいけます)

あるとき、化粧をしながら思ったんです。

眉毛を書くのめんどくさいな~と。


先週ご紹介した眉のように、私は別に、凝った感じの、「く」の字型眉にしていたわけでもないですし、

マジックで書いたような眉にもしていなかったんですが、

少し、自分の眉毛の上から茶色のまゆペンで書き足すことはしていたんですね。


今にして思えば、時間にして、その眉補充作業は、30秒ににも満たないんですけど、

私としては、その眉書きにかける30秒すら惜しく感じていた・・・

というか、面倒になっていたんです。

そんな時、たまたま、私、テレビを見ていて発見してしまったんです。



あれ?この人の眉、消えてない!と。


ちょうど、その頃、オリンピックか何かの水泳大会が開催されていた時で、

そのテレビ中継に映し出された女性の水泳選手の眉毛が、泳いだあとでも決して消えていないことを私は見逃さなかったんです。

あの眉毛なら、お風呂に入っても消えないし、毎日、眉毛書かなくてもいいだろうし、楽チンんじゃんと。

大体、着目するポイントが人とは違いますからね 笑

水泳競技みながら、眉毛に着目しちゃうっていうね。
泳ぎなんて全く見ていない。

もはや、着目点が 神!! 笑 
(自分でいうのもなんですけどね)


で、そんな風に、消えない眉毛のことに思いをはせていた、ある日。


何気なくホットペッパーを見ていたところ、

「あなたの眉毛、消えない!」という宣伝文句の広告を見つけたんです。

その名も、「アートメイク」

その当時、結構ブームだったようで、いくつものアートメイクに関する広告が出ていたのを覚えています。

これだ~~!!!(○∀○)!!

そう思ったら、即行動するのが私。

早速、その広告に載っている、一つのお店に予約し、行ってみることにしたのです。



当日。

消えない眉毛に胸をふくらませながら、

ホットペッパーに載っている地図を頼りに、そのお店を探しました。

上野駅から徒歩5分 という便利な場所にあるはず・・・。

どんな場所だろうか・・・?

と・・・・ワクワクしながらたどり着いた場所は、

非常に錆びれた、5階建てくらいの普通のマンション。

お世辞にも、決して綺麗とは言えない、若干、お化けが出そうな雰囲気。


私が予約したアートメイクの場所は、お店ではなく、マンションの一角の個人宅でやっているものだったのです。

いや、個人宅でもいいのですけどね、

とにかく、そのマンションというか、アパートというか・・・そこの雰囲気が


怖いんですよ!!!

薄暗いし、人はいないし・・・。

人があふれる、賑やかな上野駅(アメ横もすぐ近くで)

から至近距離にあるにもかかわらず、この静けさ。

この人気のなさ。


怪しげな世界に迷い込んだような錯覚にとらわれましたね。



何かイメージとだいぶ違う・・・。




違和感を感じながらも、そのマンションの3階の部屋に行きました。

ほんとに普通の古びたマンションの一部屋。

何も看板は出ていない。表札にも何も書かれていない・・・。


ホットペッパーを何回も何回も見直して、

ここでいいんだよね?と確認したことを覚えています。
間違いであってほしいと思う自分。しかし、残念なことに何度見直しても、その場所・・・。


不安な気持ちで、チャイムを押しました。

すると、その部屋から出てきたのが、






お化け~~~~!!!!!!
ギャ━━━━━━Σヾ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!





と叫びたくなるくらい、ホントにお化けに激似の女の人だったんです!!!!


お化けに激似って何?!!って思うかもしれないですけど、

本当に、日本の昔話とかで出てくる、女性幽霊の典型的な姿だったんです。


腰上あたりまで伸びた、長い長い、ロングの黒と茶髪の混ざった髪の毛。

そして、肌の色が・・・

肌色じゃないんです。

白いとも違うというか・・・。

日光に全く当たっていない感じの青白い雰囲気。


そして、手や足が木の枝のようにガリガリ。

もう明らかに、尋常でない雰囲気がプンプンしていました。



そんな状況に完全に、気持ちも萎えていましたが、逃げ出すわけにもいかず、

せっかく来たんだし、とアートメイクに関しての説明を聞きました。

で、話をしてみると、話の内容に特におかしなところも感じられず、次第に私の中の警戒心も薄れてきました。

で・・・

まあ、明らかに怪しいムード満点ではあったんですが、


結局、その方に、眉毛を託すことにしたんです。

今の私なら、当時の自分を必死で止めますけどね。

今すぐ逃げろと。笑

でも、当時の私は、まだまだ幼く、(ま、今もですけどね (´┰`) )

怖いもの知らずのところもありましたからね~。

好奇心旺盛で、怖いもの知らずで、即行動、なんて性格してたら、色々なことが起きるに決まってるんですよ。笑

というか、今、思うには、だんだん、説明を聞いているうちに、その女の人の不自然な様子にも、その部屋の状況にも慣れてきたんでしょうね。
人間って環境に適応する能力高いですからね。笑



で、アートメイク用の机の上には、注射針とか(麻酔?と言っていたような・・・)

色々と謎の医療器具のような、怪しい器具が並んでいました・・・・


で、その後のことは、正直、あまり覚えていないんです。

どんな眉毛の形にするかの相談はしたんだと思いますケド。

そして、 塗る麻酔みたいのもしたような・・・。

自分も もう、その異空間に、精神的にも いっぱいいっぱいだったんでしょうね。その場に適応しようと頑張ってはいたもののやはり無理があったか・・・。

だって肝心な施術の記憶が取り除かれているもの・・・笑


で、眉毛を書かれる施術というのは、

確か、結構痛かったんですよね~。針のようなもので、色をつけていったんだと思います。



しかもその施術の最中に

明らかにこれまた、超怪しい雰囲気プンプンの、


普通に街を歩いていたら絶対出会わない感じの、

ビートたけしの映画に出てきそうな、ガタイのいい、人相の悪い男性がその部屋に勝手に入ってきたんです。


もう明らかに、どこか違う雰囲気の男性がその部屋をウロウロし始めた頃には、私の不安は絶頂に達していました。


ヘルプ~~~!!!!(心の叫び)

幽霊の次は、ギャング・・・ あまりに盛りだくさんな演出。

しかも、全然、そういうの求めてないし。

私が求めていたのは、ただ、消えない眉毛、ただそれだけで。


銃撃戦でもはじまるんじゃないかとか、敵がのり込んでくるんじゃないかとか、

もう色々な妄想が頭を駆け巡ります。


しかも、そんな妄想で頭はいっぱいにも関わらず、

その怪しげな空間で 眉毛を書いてもらうという奇跡・・・。



もはや、私の気持ちは、眉毛よりも、その場から一刻も早く、脱出したい、ただそれだけになっていました。

そして、ようやく、眉毛の施術も終わり、簡単な説明をうけて、お金を払って、もう本当に逃げるようにその場をあとにしました。


そのマンションから出て、たくさんの人ごみに混じった時には心底、ホッとしましたね~。

人ごみが苦手な私が、人ごみに安心した  なんてことは、あの時だけです。笑

そんなふうでしたので、書いてもらった眉毛も、鏡でもよく確認すらしないまま、家に帰宅したんです。

で・・・


家で鏡をみてみたのですね・・・。

|゚Д゚)))

あ~~~~~!!!!!

てか

キャーーーーーーーーーーーーーーー!!!

眉毛が~~~~!!!!!!


そう、眉毛が・・・・



!!!!


こんなかんじになっていたのです!!!!





ドン!!!!!!!!!!!!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!\(◎o◎)/!
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まさに、

眉毛の大暴走。


そういえば、その方が最後に言っていたんですよね。

数週間で かさぶたになって色素がだんだんとはがれていくから、

数週間はすごく眉毛が濃いけれど、そのうち自然になっていくから大丈夫と。




つ~か全然、大ジョブじゃね~~~~し!!!

顔から眉毛が一人歩きしてるでね~か!!!!!!

数週間、この眉毛で過ごす精神力ないわ~!!!

もはや、若干離れたところから鏡を見れば、眉毛しか目に入らない。

THE 眉毛。

明日の学校どうしよう・・・

こんな眉毛で職場にいけないよ~・・・涙 クラスの子たちに大笑いされる・・・。

もはや、このまま学校に行ったら、「眉毛先生」と呼ばれるのは目に見えている。

消えない眉毛を心底、消したいと思った瞬間でしたね。

そこで、すごく考えた結果、思いついたのは、

その眉毛をファンデーションで上から隠して、薄くするということでした。

その案は、なかなか名案ではあったんですが・・・



眉毛を書くのが面倒で、アートメイクしたのに、

眉毛の大暴走のために、

今度はその眉毛を隠すためにファンデーションを塗らなくてはならなくなり

今までの倍以上に手間も時間もかかるようになってしまったのです。涙

いや、しかし、色素が落ちて自然な感じになるまでの辛抱だからと自分に必死で言い聞かせながら、

眉毛を隠し続ける日々が続きました。

3.4週間は濃かった気がします。 


で、ようやく、眉毛の濃さが自然な感じになってきたな という そんなころ。

高校の仲間たち(そこまで仲良くない)と久しぶりに食事をすることになったんです。

そう、私のバレンタインチョコをエアーズロックと言い放った彼らと一緒に。

バレンタインの悲劇

そしたらですね、また、エアーズロックの彼らが私に向かってとんでもない暴言を吐いてきたんですよ!!!


もう、ここに書くのも恐ろしいぐらいの暴言。

(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル


みんなでのんびり飲んで、いい感じにほろ酔い気分にひたっているときに事件は起きました。

「ね~七色さん・・・・・





眉毛が・・・


眉毛が・・・

4本あるけど、どうしたの?」


どうしたの?

どうしたの?

どうしたの?



ああああ~~~?????


何がどうしたの?

だ~~~~!!!!


キ━━ミ゚皿゚;彡━━ッ!




そうです。

あろうことか、書いてもらった眉毛の位置が、自分の本来ある眉毛の位置とは ずれていたために、

本来の私の眉毛 + アートメイク眉毛 = 四本眉毛 

となり、

私の顔には眉毛が4本存在するという、決してレディーとしては、というか、人間としてはあってはならない事態が発生していたのです。


(そもそも私は化粧をしっかりしませんし、、その頃には、ようやく薄くなったと眉毛をファンデーションで隠したりもしてないですからね。それに鏡を見るのも苦手だったので、
 眉毛が4本になっていることにも全く気がついていなかったのです・・・)

でも、はやりこれは、

そう、絶対に、レディーとして

現代社会に生きる人間として

眉毛4本は、あってはならない緊急事態!!


酔いも完全に冷めてね。


で、それ以後、私はどうしたかというとですね・・・


彼らは至近距離で私の顔を見たから 眉毛が4本あることに気がついたわけで、

少し、遠目ならわからなだろうと、勝手に、思い込むことにして、眉毛4本を抱えながら数年間生きていきました。
しかも、消えないを売りにしているだけあって、ホントになかなか消えなかったんですよ。
数年というか、だんだん薄くはなってきてはいたものの、5年ぐらいは消えなかったですからね。

つい最近、ようやく消えたって感じです。

消えない眉毛を求めて、施術したにもかかわらず、

眉毛が消えることを願う日々が施術後にすぐに来るなんて・・・

ホントに皮肉なもんですよ。笑



で、今回、この話を通して皆様に暗に伝えたかったことは、


どんな状況でも忘れない前向きさ と 勇気!!

そして、

世間の常識なんて吹き飛ばせ!!ってことですね。


世間の常識、固定観念、縛られている先入観、そんなものに縛られている自分に気がついたら、

是非、思い出していただきたい。


大都会東京、品川で、眉毛4本で、堂々と生き続けた女がいたということを。

もうあまりに自信に満ち溢れていればですね、自分でも気にならなくなるし、

眉毛4本あるよ とその後、指摘してきた人は誰もいませんでしたよ。

まあ、皆さん、心の中では、私の4本眉毛に疑問を感じたりね、
自分の目の乱視を疑ったりね、そういう葛藤は人それぞれ、あっただろうですけど、

そんなの私には全く関係ないですからね~!(@^▽^@)ハハハ~



是非、皆様には、眉毛が二本も増えて、超ラッキー☆ ぐらいの心持ちまで到達していただきたい。

そして、眉毛って多ければ多いほどいいじゃないですか?と切り返せるぐらいの強さを。


いつか、4本眉毛もトレンドになるかもしれないですからね~。

付け眉 みたいなね。

いや、ないとは言い切れないですよ。

だってこれまでだって、太眉やら、細まゆやら 今考えると おかしい流行っていっぱいありますからね~。




で、こんな記事をまとめていたらですね・・・・
(この記事を書きはじめたのは、もう半年くらい前ですが 笑)

あるとき、ニュースでこんな記事を見つけたのです。



アートメイク、医師免許無許可で逮捕。



ん?これって・・・もしや・・・。


そのニュースを読みすすめていけばですね・・・

まさに私の受けた アートメイク眉毛ではないですか!!

アートメイクに医師免許が必要だったとは!!!(°д°)



私が受けたあの方は絶対に医師免許をもっているかんじではなかったので、

やはり違法でやっていたのですね・・・。

だからあんなに怪しいムードが漂っていたんだと大いに納得。

自分の感覚、侮れないですね。

それにしてもホットペッパーにあんなに堂々と広告を出していたのに、違法って・・・。


そして、しかもその記事を読みながら、初めて

つ~か、アートメイクって、

つまりは・・・

入れ墨のことじゃない!!!!!???

と気がついたんです。

気づくのおそ~って感じですけど。笑

だから、刺青関係の人たちが、得意としている分野なんだ!!と一人で納得。

それ以後、温泉施設とかで、

「刺青している方お断り」という看板を見かけるたびにですね、

自分の眉毛を触ったりしてね・・・。

私も本来、ここには入れない人間なのか・・・と。 笑

今ではもうさすがに4本の眉毛は脱出しましたが、長かったですね~。

私はこの経験によって、あまりに面倒くさがって安易に色々な新手のものに手をだすと、

返って痛い目にあうぞ!!という教訓を得たのでした。


毎日、たった30秒の眉メイクをめんどくさく思ったばかりに、

本当に、お金も時間も、女としてのプライドも失いましたからね。
まあ、女としてのプライドは最初からあったかどうか疑わしいところではありますが。笑


しかし、今にして思えば、あんな経験、普通、できるもんじゃないですからね~

かなり経験値はアップしたと思いますよ!

世間の常識や人の目なんかもますます気にならなくなりましたしね。

やっぱり、すべての出来事は どんな出来事であっても、プラスの出来事なんだな~と心から思ったのでした。



そして、今、このアートメイクと共に、もうひとつ これに似たエピソードも思い出したのでまた今度書きます☆

では さよなら~☆ 

(アートメイクの問題の引用)

 医師免許を有しない者が、まゆやまぶたに入れ墨メイク(いわゆる「アートメイク」)を行うことと、医師法違反となります。 これについては、いくつか厚生労働省からの通達が出ています。

○「医師法上の疑義について」
 (平成12年8月11日 日医発第488号 厚生労働省通知 抜粋)

 いわゆるエステティックサロンにおいて医師免許をもたない従業員が行う、医療用レーザー脱毛機器を使用した脱毛処理、アートメイク、ケミカル・ピーリングにつき、これを業としてなすことは医師法上、医業にあたるとの見解を示したものであります。
 いわゆる「永久脱毛」ならびに「入れ墨メイク」を業として行うことについては、いずれも医師法第17条の医業に該当する旨の見解が既に示されており 今回の通知もそれらの趣旨に沿ったものと解されます。

○いわゆる「入れ墨メイク」について
 (平成元年6月7日 医事第35号 抜粋)

 顔面にあるシミ・ほくろ・あざなどの部分の皮膚に肌色等の色素を注入するに際して
  1. 問診を行い、その結果をカルテに記入し、
  2. シミ部分等に麻酔薬(製品名キシロカイン)により塗布または注射の方法で局部麻酔した後、
  3. シミ等の部分の皮膚に針8縫針等をスティック棒に差し込んで接着剤で固定して作ったもの又は電気紋眉器)によって相当時間反復して刺すことにより色素を注入し(その際拭き取りながら行う)、又は直接注射器で液体色素を注入するなどの行為をなすことは医師法第17条の医行為に該当する。






~お盆特集~

今日は、先日の美容整形に関連するような、しないような話題を爽やかに展開していきます!


そう、タイトルにあるように、テーマは


ズバリ!!!  


眉毛!!!!!

ただ、ただ、まゆげ なんですけどね ~

なんか笑えてきます。

まゆげパワーすごいな。笑


では、眉毛の話、スタート。



先日、喫茶店で夕飯を食べていたんですね。

で、そこにレディースファッション雑誌があったんで、ペラペラとみてたんです。


私は今まで女性向けのファッション雑誌なるものは、美容院や喫茶店でしか読んだことがなく、

その場所で唯一、最近のトレンド情報を仕入れるという感じなんです 笑。

で、見ていくと、シャネルとか、グッチとか 高級ブランドの広告が 勢ぞろい。

高級ブランドを着た、マネキンのような、ほっそ~いモデルの写真たち。

しかし、私はそういうページには、全く興味が沸かないので、2秒に1ページをめくるくらいの速さでページを次々めくっていったんです。

そしたらですね、なんと ページをめくっているうちに、すごいことに気がついたんです。



あっ!!!これは!!!(°д°)


自分の中ではかなりの驚きの瞬間でした。

今まで読み飛ばしてきたページを慌てて再び見直したりしてね。


では、一体私は何に気がついたかというとですね・・・

それは・・・


ズバリ・・・・


眉毛!!!!!!


そうです、その雑誌に載っているモデルさんの


眉毛が大変なことになっていたのです。




私、眉毛といったらですね・・・・下記の図のような、

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 なんか鉛筆や油性マジックでいかにも書いてます。みたいな感じのびしっと整えた細眉が流行りだと思ってばかりいたのですね。眉毛に、毛はありません。的な。

 「く」の字型眉というかね。

いやはや、 時間はあっという間に過ぎていたんですね~。

私がファッションに興味を持たなかった、ここ10数年の月日のあいだに、完全に眉毛の流行が変わっていたようです。




どう変化したか?


ちょっとイメージにぴったり合う図が探せなかったんで 妥協しましたけど

私が見た、最新の雑誌のモデルさんの8割方の眉毛がこんな感じの眉になってました。






はいこれ。☟


どん。

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あっ!! ちょっと待ってください。

皆様の言いたいこと、よくわかります。

きゃー!(→o←) 辞めて~暴力反対~ あ~!物投げないで~

落ち着いて聞いてください。

今から説明しますから!!


説明しますとね、

最近のモデルの眉毛は、この図のように 自分の毛が一本一本残っている感じで、毛並みがあって、自然な眉毛になっていたっていうことなんです。

この図も毛の、一本一本がはっきりとしていてわかりやすいですよね?(大あわてで弁解中)

それが言いたかったんですよ私は。

もはや、マジックで書いたような への字眉とか、細まゆとかは流行ではなく、ごく自然な、結構ふさふさ眉毛がトレンドだったのですね~。

いや~びっくりしました。

そして、そんな眉毛の流行に衝撃をうけていましたら、また、どうでもいい とんでもない記憶が蘇ったのです。


ということで、来週、私の眉毛におきたとんでもない事件について書いていきます。

では、今日は、時代の最先端を行く女、七色が、最新の眉毛事情をお届けしました~♪

皆様のお役に立てたなら幸いです☆ では さよなら~☆

今日は、ちょっと、調べていて興味深かった記事を取り上げます。

今から取り上げる記事は、自分のガラケーで何気なく検索していて見つけて、読んでいたのですが、

今、パソコンのネットで 同じページを調べてみたら、ガッツリ、2011年に、高橋さんという大学生がまとめた卒業論文だったんです!!(°д°) 個人情報がダダ漏れ状態の気がしますけど・・・?



最近は卒業論文をネットに公開するんでしょうか?
だから、卒業論文が、まるまる誰かの論文のコピーだったとかいう問題がおきるんでしょうね。

どこかの大学教授の方が書かれた本に、最近は、まずは、学生から提出された論文やレポートがネットに載っていたものではないかを調べるのが大学教授の仕事の一つになっていて、非常に悲しい・・・と書かれていましたが、確かにネットには色々な情報が溢れていて、調べればたくさん出てきますからね~。

レポートなんかもコピーしてしまえばあっという間ですもんね・・・。

調べたり分析するのが好きな私からすると、そんなふうに楽をしても、全く楽しくないだろうと思いますけどね~。(*_*)



で、話を元に戻すと、この論文は、卒業論文だけあって、しっかりとまとめてあり、読んでいて面白かったです!!

なぜ、韓国で、美容整形率が世界一なのか、その背景は?など色々と調査されています。

私自身は、韓国で美容整形が流行するその背景には、過度の学歴社会があるんじゃないかとおもっていました。受験なんかもすごいですよね。警官が遅刻しそうな子供を、パトカーで受験会場に運んだり・・・。

お金とか、ブランドとか、外見とか、学歴とか、

その人の内面や人格などよりも、その人に付随しているものに重きをおいて、それらを高く評価する社会の傾向が強いのではないかと・・・。


この論文の中でも、確かそのようなことも書かれていたような・・・。
ガラケーで流し読みしていたので、私もまた読んでみます。笑

そうは言っても、この論文レポートも、韓国人全体の、韓国社会の、あくまでも傾向を分析したものであって、一人ひとりの人間に焦点をあてていけば、多種多様で、色々な考え方を持っている人がいるんだと思います。
まあ、日本でもそうですし・・・。当然ですよね~。( ̄▽ ̄)


では、ここに、少し引用させてもらいます。

(引用開始)


近年韓国では多くの女性が気軽に美容整形手術を受けている。

日本でも、 韓国といえば「整形大国」というイメージを持っている人が多くいるだろう。実際に ISAPS の調査によると、2009 年に韓国で施行された美容整形施術件数は、人口対比で換算すると
世界で最も多い件数である。

だが、韓国でも日本よりは受け入れられているというだけで、完全に美容整形が市民権を得ているというわけではない。
それでも、これほどに韓国の美容整形は発展し、普遍化を遂げたのである。隣国である日本と韓国は、文化的にも身体的にも多くの共通点があると考えられるが、どうしてこのような違いがあるのだろうか。

その要因として、両国の身体観や美意識の違いがあげられる。

そこで本論文では美容整形が受け入れられている韓国社会、そして実際に美容整形手術を受ける立場である韓国の女性に焦点を当て、美容整形を普遍化させるのに助けとなった韓国独特の特徴を、実際に韓国人女性を対象におこなった聞き取り調査を用いて分析し、韓国ではどうして美容整形がこ こまで必要とされ、受け入れられたのかを考察していくこととする。 そこで、まず第 1 章では美容整形という特殊な分野が韓国でどのようにして確立・発展したのか、その歴史について述べる。

また、韓国美容整形の現状や、今度の方向性につい てもみていく。これを踏まえたうえで、第 2 章では美容整形を普遍化させる要因となった 韓国社会、および韓国人の特徴について述べる。そして、第 3 章では実際に美容整形の経験がある韓国の女性におこなった聞き取り調査の結果から、 2 章で述べた韓国社会および韓 国人の特徴と、美容整形の関係性について詳しく検討する。(引用終わり)



なんだか、このテーマでの卒業論文、すごく楽しそうですね~。


あと、2章も少し、引用させてもらいます。




2章 
 美容整形を受け入れる韓国社会の特徴 

 朱子学と上昇志向


韓国は儒教を信仰する国だとよくいわれるが、より正確にいうと朱子学国家である。朝 鮮王朝 500 年の歴史において、朱子学によって国の情緒から風俗までが徹底的に改造された。韓国を道徳志向性国家だという小倉紀蔵によると、韓国人は人びとのすべての言動を道徳に還元して評価する。朱子学による国家統治以降、この半島を支配してきたのはひたすら≪理≫であった。≪理≫とは普遍的原理であり、自然の法則と人間社会の徳とが一ミリの誤差もなく一致すべきであるとした絶対規範である。

この「普遍」という言葉は韓国を理解するうえでとても重要であり、韓国人はすべてにおいて「普遍」であることを求 めている。
≪理≫は天理として唯一かつ純然であり、全存在は天から≪理≫を与えられている。朱子学は「性理学」ともいわれるが、人間の本性はもともと≪理≫である、つまり道徳的に完璧な善であるという『性善説』の哲学である。性善説は、あくなき上昇志向の哲学であり、性善説の社会は楽天的な社会だということは見逃してはならない。社会における人の一生とは、≪理≫になろうとする絶え間ない努力と克己の継続であり、これが儒教社会の 内在的原動力のひとつだ。 


2-2 
 外見重視の競争社会
 
 韓国の上昇型性善説を社会制度的に支えたのが、「科挙」というしくみだった。原理的に科挙は、その国のどんな人でも、勉強=克己して合格さえすれば、中央官僚になり国家を運営することができるという、壮大なる上昇志向型の社会装置であった。もちろん制度的・現実的には、すべての人が科挙を受けることができるわけではなかった。

しかし原理的にはどんな田舎の貧乏書生でも科挙に受かれさえすれば、一気に権力と富を手に入れることができるというダイナミズムが人びとの脳裏に焼きついているということが重要なのである。完全に身分が世襲される社会とは異なり、数百年にわたって上昇へのあこがれが強く 人びとに根を下ろしたことは間違いない。 
 
 
また、韓国の上昇志向について語るにあたって、多くの研究者が口にするほど忘れてはいけないのが「恨(ハン)」である。それほど韓国人に「ハン」という情があるということは有名だ。日本の植民地化を乗り越え、目まぐるしい発展を遂げた韓国社会の原動力となったのも、この「ハン」であると考えられる。

「ハン」という韓国語には文字通り「恨み」という意味はあるが、最もよくあてはまる日本語は「あこがれ」だ。≪理≫を体現したいというあこがれである。

この「ハン」があることで韓国語には「あこがれ」という意味の固有名詞がない。

そして「ハン」は上昇へのあこがれであると同時に、そのあこがれが何らかの障害によって挫折させられたという悲しみ・無念・痛み・わだかまり・つらみの思いである。また、どんな韓国人でも、自分が「いるべきチャリ 席
」というものを強烈に意識している。

そして「いるべきチャリ」と、今実際に「いるチャリ」との距離を、つねに縮めようと努力することが韓国人の一生である。今自分のいる場所に決して満足することなく、つねに上昇しようと努めるのだ。また、「いるべきチャリ」にいられないという苦しみ が「ハン」である。(小倉  1998)
 
 こうした≪理≫を求め競う厳しい世界である政治、歴史、学問、血統や伝統の世界は、旅行者にはとても立ち入りできないほど、それは厳しくて牢固なる秩序意志が存在する。


近年では日本のメディアでも韓国の情報が多く伝えられ、一般人でも韓国は高学歴社会であり、厳しい受験戦争や就職難という問題があることについて少なからず知っているだろう。

現在、韓国では受験や兵役などを理由とした若者の自殺が深刻な問題となっている。 その息のつまるような競争社会で苦しんでいる若者が多いようだ。

このような上昇志向型の社会で、韓国人が外見の面でも≪理≫にあこがれ、絶え間ない努力をするのは当然ではないだろうか。

また、韓国人の≪理≫を信仰するひとつとして、「モム=体」へのあくなき信仰を挙げることができる。人間の「モム」は朱子学の教えでは≪気≫である。

≪気≫とは、今の言葉でいえば物質性だ。木や水や山や動物も、すべての物は≪気≫でできていて、生物は≪気≫が凝結すれば生まれ、散ずれば死ぬのである。

つまり、≪理≫は形而上の原理で、≪気≫は形而下の素材であり、人間としての道徳性が≪理≫で、その肉体が≪気≫である。だから人間も≪理≫と≪気≫が合体してできているのだ。
人間の「モム」は≪気≫であるが、理としての秩序がある。この恒常性を維持・活性化さ せるために、韓国人は熱狂的とすらいえる努力をする。



「モム」の医学的な説明がすなわち経絡の≪理≫である。韓国では「漢方」が「韓方」と呼ばれ、民衆の絶大な信頼を勝ち得ている。

お年寄りに限らず、若い女性が健康や美容のために漢方薬を飲んでいる姿をよく目にすることがある。また、漢方に限らず、韓国には「チムジルバン」という低温サウナを主体とした健康ランドのような施設が多く、そこでは垢すりをするのが普通で、年齢を問わずたくさんの人びとがそこで「モム」のために長い時間を費やしているのである。

このような努力は食事にもみることができ、韓国人は「モム」によいものなら何でも食べ、飲むといわれる。こうした努力の延長として、近年では美容整形が受け入れられるように なったのではないだろうか。  



 韓国人にとっての外見美


日本と韓国は地理的、歴史的に密接な関係をもち、実際に日本人が韓国人と接すると、言葉や行動など、似ていると感じるところがあるだろう。

そのひとつとして、外見にも類似する点は多いように思うが、両国は美意識について対照的な特徴をもっている。

日本では「顔よりこころ」といわれるのに対し、

韓国では「こころの綺麗な人は顔も美しい」といわれるように、「形の美=内面美」という図式がある。つまり韓国では美を明瞭に形や外見に表わすことを是とし、ひいては形を変えることを厭わないストレートな文化があると される(大坊 2001)。

このように自己の外見の魅力を高めようと努めることは、

自己の知識や技術を高めるために努力することと同様である。

その意識が顕著に表わされた文化的現象として美容手術の経験率の高さが挙げられる。

韓国の形成外科医の数とともに、美容整形手術の施術件数が世界最高水準であることについては1章で述べたとおりだが、この記録には美容外科界の発展だけでなく、韓国の人びと(とくに女性)の大きな貢献があったからだと考えられるだろう。

そこには、韓国人がとてつもない努力によって求める≪理 ≫としての「あるべき美しさ」が関係している。 
 
 
韓国で道行く女性を見ていると、彼女たちの化粧がとても薄いことに気づくだろう。もちろん身だしなみとしての化粧をしているのは日本と変わらないが、まるで素肌であるように薄いのだ。近年、日本でも韓国コスメが人気であるように、韓国の化粧品業界は常に新しく斬新な商品を提供している。


だが、その大半は基礎化粧品といった洗顔料や化粧水、美容液、パック、クリームなどの皮膚自体の手入れを目的とする化粧品である。

これに対してファンデーションや口紅、マスカラ、つけまつげなどの顔の欠点を隠す、あるいは装 飾を目的とするメイクアップ化粧品は、日本の化粧品業界のほうが発展しているようだ。


現在、韓国にはたくさんの日本人が訪れているが、韓国人は道行く人びとのなかで、だれが韓国人で日本人なのか判断することは簡単だという。それは、まさに化粧の違いである。


日本の女性は化粧が濃く、とくにアイメイク(目もとの化粧)が特徴的だというのだ。こ うした化粧品の違いには、韓国と日本の求めている美しさの違いが大きく関係している。 

 
 韓国人にとって美しさとは、普遍的で華麗な美のことだ。

それを最も端的に表わしているのが「ミスコリア」選抜大会だろう。全国各地から選ばれた美女たちがファイナル会場 に集まって、ミスコリアの「真」(1 位)、「善」(2 位)、「美」(3 位)を決めるのだが、みな同じような身長とスタイル、同じようなヘアスタイルに同じような顔と化粧をしていて、ひとりひとりの区別がつきがたいほどだ。


もちろん、ひとりひとりの「中身」の個性は多様だし、容姿だけではなく才能も立派な女性が多く出場しているが、それにしても外見がみな似過ぎているという印象は否めない。

≪理≫という普遍性を追い求める韓国人は、女性の外見にも「普遍性」を求めるようだ。だから韓国のドラマに出ている女優やニュース番組の女性アナウンサーも、一様に理知的で美しい「普遍的」な顔をしている。

そして、こうした普遍的な美しさは、メイクアップ化粧品で作れるものではない。

体そのものが美しい≪理≫の状態であることを目指しているからである。

韓国人はあくまでも「自然」な美しさを良しとする。

韓国人にとってメイクアップ化粧品はたんに装飾するための道具であり、化粧品で顔の欠陥を隠すことは「美しく」なることではない。こういった理由から、韓国では体を美しくするための歯科矯正や美容整形といった外科的な処置の需要があり、それらの分野がとくに成長していると考えられる。  (引用終わり)





ということで、他のところも非常に興味深いことが、書かれているので是非、この卒業論文、読んでみてください! http://onote.dyndns.org/webdav/seminar/thesis/gender/takahshi.pdf より

人々の考え方・生き方には、 その国の気候風土、歴史、宗教・社会なども大きく影響を及ぼしているんだな~と、改めてとても面白く感じました。



そういえば、私の家族は、毎週、図書館に行って本を借りるというのが日課だったのですが、

中学時代、私は哲学分野の本か比較文化論の本ばかりを借りて読んでいたことを思い出しました。

日本の国と、他の国の民族の気質・文化の違い、特に国民性の違いなどを知るのが本当に楽しくて楽しくて・・・。

で、今、気がつきましたが、
私は、そのような日本と他国との違いを比較するのが大好で、その違いを自分の目で見たり、新たに見つけたりするために、海外旅行に行っていたのだ!と。

だからこそ、一度行った国は、もう十分。だったわけで。

私が海外旅行に求める一番の目的は、自然とか、観光地・世界遺産をみたい、とかではなくて、その国の国民性を見たい、その国に住む人たちの雰囲気を感じたい!!というのが、私の海外熱の根本にある一番強い想いだったのかもしれません!

もちろん、日本でも県民性と言われるものがあるように、細かく見ていけば、一つの国の中でも、地域によって、人々の気質が多少異なってくるのかもしれないですが、(多民族の国では、民族によっても)

でも、とりあえず、おおまかな国民性を感じられればOKみたいな。 そこはアバウト七色ですからね。笑

だから、アメリカもロサンゼルスに行って、人々の雰囲気がどんな感じかなんとなくわかったら、それでアメリカはとりあえず、満足。アメリカの他の地域は、いつか行けたらでOK~と。

アメリカのニューヨークとかサンフランシスコとか他の地域に行くよりは、まず違う国に行っておきたいというね。


私がリピートしている国はバリ島だけですからね~。バリ島に行くとほんと、癒されるんですよね~。過去世でもバリ島にいたからなのかもしれないですけど、バリ島だけは、仕事に疲れた日々から抜け出して、癒されに行っていた感じ。

しかし、ここ数年、別にバリ島にも行きたいと思わないですね。

これは・・・私が歳をとった ということなのか?
いや、私は28歳から、もう歳を取らないし・・・断じて、歳のせいではない・・・と。 

(本当にどんな時でも、正式な書類以外は28歳を徹底しております。(。・ ω<)ゞ)


多分、今、仕事にも追われずに、自分がやりたいことだけを、自由に楽しくやっていて、

本当に自分が幸せだと思える毎日を送っているから、海外に刺激や癒しを求める必要がないのかもしれません。

 日本最高!!!(@○∀○@)
本当に、ようやく、ここ数年で日本の良さに改めて気がついた私は、日本各地を満喫している真っ最中です。

日本には素晴らしい場所がたくさんあるのですね~。これからも、あちこち行ってみたいです!!
今は日本の各地の良さを体感して思い切り楽しむ時期なのだと思います。

そして、日本の良さを充分にわかった上で、また、しばらくしたら、きっと、あちこち海外に行くかもしれないな~。( ̄▽ ̄) あ~ これからどうなるのか、ホントに楽しみだ~♪



そういえば、先日、実家を片付けていて、結婚前に母とバリ島に旅行に行った際に、熱烈にアタックされたホテルマンのバリ人から届いた素敵な手紙が見つかりました。 笑

よくある日本人女性狙いの悪徳バリ人だったのかもしれませんが・・・。

しかし、彼の瞳は、子供のようにキラキラ純真な目をしていました。彼は悪い人ではなかったと思いたい。笑

私はその時、結婚式を6ヶ月後に控えていましたが、このまま、バリに残るのもいいな~なんて思いがふとよぎりましたからね。笑

手紙にも本当に丁寧で上手な絵が直筆で書かれていたんです。すごい才能だな~とホントにびっくりしました。



で、一体、何の話でしたっけ?

あ、美容整形か~!もう、全く、忘れてた。笑


ではさようなら~!!


http://onote.dyndns.org/webdav/seminar/thesis/gender/takahshi.pdf


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